こんな方におすすめ
- ダイエットしているけど毎日運動していいの?
- 身体が慣れて痩せにくくなるって本当?
- 毎日運動することのメリットって何?
- 毎日運動するならどんなものがいい?
ダイエット中であれば「毎日運動しないと!」と決めて、日々追い込んでいる方も少なくないです。
それでは、毎日運動することはダイエットにおいてプラスなのでしょうか?
こちらの内容では、毎日運動するメリットとデメリットなどを見ていき、運動するときの注意やポイントなどをお伝えします。
もくじはココ(好きなところにjumpできます)
有酸素運動を毎日やることで得られる効果はダイエットだけじゃない?
最初に、有酸素運動のメリットから見ていきましょう。
有酸素運動は、ランニングや水泳・ウォーキングなど筋肉を収縮させる際のエネルギーに酸素と体脂肪が必要な運動をのことをいいます。
筋トレに比べると比較的長時間行うものが多く、軽度から中度の負荷で行います。
有酸素運動を毎日行うことで得られる身体へのよい影響は、次のものが挙げられます。
血圧が安定しやすくなる
身体を動かすことによって使われた全身の筋肉は酸素とエネルギーを必要としますが、その際に血圧が上昇します。
するとホルモンがそれを下げようと働くので、有酸素運動を習慣づけると血圧が安定しやすくなるといいます。
基礎代謝が上がる
筋トレを行うと、筋力が増えることによって基礎代謝が向上するといいますが、有酸素運動でも期待できます。
また、軽い負荷で筋肉に程よい刺激を与えたり、汗をかくことによって新陳代謝もよくなります。
持久力がつく
長距離走ることが苦手な方や疲れやすい方もいます。
有酸素運動を習慣化することによって、心肺機能が向上してスタミナがつくことも、期待できる嬉しいことの1つです。
ダイエット目的で有酸素運動をしている方は「ダイエットに有酸素運動はあまり意味がない」という説を聞いたことがあると思いますが、決してそのようなことはなく、上記のように体に嬉しい効果も期待できるのです。
ダイエットしているなら必見!無酸素運動で得られる効果は?
有酸素運動意外にも無酸素運動もあるので、これがどんなものなのかお伝えし、習慣化することによるメリットも見ていきましょう。
無酸素運動は筋トレや短距離走など強い力を瞬間的に使うような運動のことをいい、心拍数を一気に上げます。
有酸素運動は酸素と体脂肪が必要だったのに対し、無酸素運動はグリコーゲンという糖質をエネルギーとして使用します。
無酸素運動を行うと疲労物質である乳酸が作られますが、有酸素運動によって乳酸が分解されてエネルギーとして使われます。
無酸素運動を行うメリットは次のことです。
血糖値を下げてくれる
先ほどもお話ししたように、無酸素運動は糖質をエネルギーとして使います。
血液中のブドウ糖を減らしてくれるため、血糖値を下げてくれる効果が期待できるといいます。




脂肪燃焼の効果が高まる
無酸素運動を行っていると、筋肉の中に流れる酸素の量が増えるため、この状態で有酸素運動を行うと効率がよくなります。
「筋トレを行うとゴツイ身体になってしまう」と心配する方がいますが、筋肉はダイエットの味方ですからすすんで行いましょう。
また、筋肉を強くするためにプロテインも摂り入れていきたいところです。
それでは、有酸素運動も無酸素運動も毎日行ってもよいものなのでしょうか。
ダイエットの噂も知っておこう!毎日運動してもよい?
運動を取り入れたダイエットをするなら「毎日でもやろう」と決めて行う方もいますが、果たしてこれはダイエット効果を下げてしまうなどのよくない効果があるのでしょうか。
有酸素運動から見ていきましょう。
有酸素運動を毎日行うと、ダイエット効果が出にくくなるともいわれています。


人間の身体は行っている有酸素運動の負荷に自然と適応して慣れていくので、毎日行うことによって燃焼しにくい身体を作るともいわれています。
また、身体が省エネモードのようになってしまうことで、たくさん食べすぎるようなことがあると、すぐに体重が増加してしまう可能性もあります。
それから、毎日の有酸素運動でエネルギー不足を招いた場合、脂肪だけでなく筋肉も分解されてエネルギーとして使われてしまうこともあるとしています。
筋肉は基礎代謝量を上げるために維持・または強くしておきたいので減ってしまっては困りますから、なんとしても抑えたいところです。
次に無酸素運動ですが、こちらも毎日同じ部位をトレーニングすることは筋肉が傷つき、無理に行うとそれを修復する時間が少なくなり怪我に繋がることもあります。
運動を毎日行っても大丈夫!実は根拠はなかった!
前項では毎日の有酸素運動と、同じ部位の無酸素運動はダイエットにマイナスになるというお話しをしましたが、一部については根拠はありませんし、いくつかのポイントに気を付ければ毎日行ってもOKです。



実際に、毎日有酸素運動を取り入れてダイエットを行っていたとして「だんだん痩せなくなった」という方もいるかもしれません。
これは、運動をし始めて「排便がスムーズになったこと」「水分量が減ったこと」の状態が落ち着き、「停滞期」が起こることが関係しているために起こるとしています。
排便がスムーズになった
運動を取り入れると自律神経が働き、動くことで血行改善につながり排便がスムーズになります。
そのため、今まで便秘気味だった方が快便になることで体重の減少がみられます。
水分量が減った
運動をする習慣が続くとむくみ改善なども期待できるため、それによって体重が減少します。
また、汗をかくことも身体の水分量が減ることに繋がります。
停滞期がきたから
有酸素運動を行っていくにつれて、身体はこれ以上体重が減少しないように「コルチゾール」を分泌します。
コルチゾールは脂肪の合成を促すだけでなく、食欲も増幅してくれることからダイエットの敵と知られています。
ただ、寝ているときなどにもエネルギーが必要で、そのためのエネルギーを確保するために脂肪を燃焼してくれる役割も持っています。
毎日運動するときの注意点
運動を毎日する際のポイントを見ていきましょう。
栄養をしっかり摂る
筋肉を修復・合成するためには栄養が必要ですが、タンパク質だけ摂っていればいいわけではなく以下のものを積極的に摂取したいです。
- タンパク質
- ビタミンB
- ビタミンD
- ビタミンC
- マグネシウム
- 鉄分
- カルシウム
基本的に食事で基本補うようにしますが、補助的なものでサプリメントを活用する方もいます。
糖質を避けすぎない
ダイエットをしているとどうしても控えたくなるのが糖質ですが、控えすぎてしまうと筋肉をエネルギー源にしてしまうということになりかねません。
普段から体を動かしているのならば、多少糖質を摂取したとしても影響はないと考えられます。
もしも「太ってしまうのではないか」と不安に思われるなら、運動のタイミングを考慮してみるといいでしょう。
有酸素運動を毎日継続するなら
毎日習慣にするのならば身体へ負担にならない程度にしておきます。
人によっても異なりますが、ウォーキングやジョギングならば6㎞程度、ジョギングの場合はゆっくりと行いましょう。
水泳だとしたら、息継ぎが必要なハードなものではなく常に顔を上げて行うようなゆったりとしたものがおすすめです。
無酸素運動は筋肉の回復を考慮する
筋肉が回復するスピードは個人差があるだけでなく、部位によってやトレーニングの強度によっても異なります。
ここで頻度についての細かな説明は割愛しますが、3日に1回から1週間に1回程度がよいでしょう。(全身のトレーニングを一度にした場合)
習慣化したい方は、日によって違う部位をトレーニングすると他の部位を休ませておくことができるので、「毎日鍛えたい」という願いが叶います。
毎日運動してもOK!ダイエットを成功させるために
ダイエットのために毎日運動することは、「身体が慣れてしまう」「筋肉が減ってしまう」などの噂がありました。
運動を毎日行う場合は、お伝えしたポイントを押さえて実行してみてください。
また、筋肉を回復させるためにはタンパク質だけでなく他の栄養も必要なので、バランスを考えてダイエットを成功させましょう。